祈祷御本尊鬼子母尊神

鬼子母神

《(梵)Hト〉トォtトォの訳。音写は訶梨帝(かりてい)》女神の名。千人の子があったが、他人の子を取って食い殺したため、仏はその最愛の一児を隠してこれを教化し、のち仏に帰依(きえ)して出産・育児の神となった。手にザクロの実を持ち、一児を抱く天女の姿をとる。訶梨帝母(かりていも)。きしも。きしぼじん。〈デジタル大辞典より〉

当山祈祷御本尊鬼子母尊神

日蓮聖人は仏法に説かれる諸天善神の中でも、鬼子母神を重要視し法華経の守護神として自らの大曼荼羅御本尊の中で勧請しております。日蓮宗では宗定祈祷御本尊として定めております。

当山の鬼子母神は当山開山円寿院日秀上人(昭和55年遷化)が心肝込めた上人手彫りの鬼子母神です。当山深妙寺の前進礎となる開宗教会時代、日秀上人は祈祷御本尊鬼子母神勧請し、祈祷布教でもって多くの信者を救い育成教化に尽力し、後に信者達の菩提を弔うために、昭和28年寺檀制度を設け開宗山深妙寺と寺号公称し、翌29年に信者達の熱意賛同寄付浄財でもっって現納骨堂の前進、旧納骨堂を建立し、現在までの礎を開いた。当山はその霊験あらたかな鬼子母神を安産・子育・諸願成就の祈祷御本尊として奉安しております。どうぞ安産、お宮参り、七五三、諸願成就の御祈祷をうけにお越しください。